こんにちは、美織です。
この記事に辿りついてくださったあなたは、どんな悩みを持っていますか?
- 好きな人との曖昧な関係に悩んでいる
- 体の関係はあるのに、その人と付き合っているわけではない
- 友達だった人を好きになったけど、相手にその気は全くなさそう
異性との関係は、恋愛か友情かの2択だったら楽なのに
「曖昧な関係」というややこしい関係になってしまう人もたくさんいます。
「曖昧なままの方が楽だから、今のままでいい」という人もいれば
「はっきりさせたいけど、はっきりさせるのが怖くて曖昧なままでいる…」という人もいますよね。
今日の記事は、はっきりさせたいけど、はっきりさせるのが怖いという人に向けて
曖昧な関係を脱出するためにはどうしたらいいのかを、経験談を用いながらお話していきます!
10カ月続いた曖昧な関係を脱出して『本命彼女』になった話
プロフィールを読んでいただいた方はご存じかと思いますが、
私は今付き合っている彼とナンパで出会い、曖昧な関係のまま10カ月という月日を過ごしました。
一度曖昧な関係になってしまったり、友達関係になると
本命彼女になるのはなかなか難しいことですし、途中で諦めたくもなります。
私も彼と曖昧な関係だった時は、
関係をはっきりさせたい!次会った時こそ話を切り出そう!と思うも
聞けないまま10カ月間を過ごして、とてももどかしかったです。
ですが、恋愛経験も少なくて特別なテクニックなども持っていない私でも、
10カ月後には本命彼女になることができました。
そこで今回は、10カ月も続いた曖昧な関係をどうやって抜け出して
本命彼女の座についたのかを話していきます。
立ち位置:都合のいい女
ナンパで出会ってから3カ月ほど経ったある日、
初めて彼と二人で飲みに行きました。
この日が想像以上に楽しく、話も盛り上がったので
数日後には「次いつ会える?」と私から連絡していたんですね。
そこから、彼のスケジュールを聞いて
空いてる日に私が会いに行くのが日常になりました。
3回目に会った時、
「今はビジネス始めたばかりで、それに集中したいから彼女にはしてあげられないよ」
と言われるも、それでもいいと答えて晴れて都合のいい女になります。
おめでとうございます。ありがとうございます。
この時、私も前に付き合っていた人と別れたばかり。
当分恋人を作る気もなかったので、「まあ、ちょうどいいや!」くらいにしか思っていませんでしたんですね。
だからと言って、フリーの寂しさを埋めてくれる都合のいい存在だと思っていたわけでもありません。
数回会う中で、過去に付き合ってきた人には感じたことのない“居心地の良さ”を彼には感じて、
一緒にいる時間がとにかく楽しかったんですよね。
それは出会い方がナンパだということも全く気にならないくらいに笑
それまでの恋愛では、
- 二人で会うと緊張して何を話したらいいかわかならい
- 「会いたい」「寂しい」など自分の気持ちを言えない
- 恥ずかしくて「好き」という気持ちはごくたまにしか言えない
- ご飯を食べるのも緊張しがち
- 自分をよく見せようと思いがち
相手にありのままの自分を見せたり、言いたいことを言うのが極端に苦手で、
これは好きだからこその行動だ!と当時は思っていました。
恋愛経験がない自分に自信がなく、常に“彼に釣り合う自分”を探して、
どうしたら好かれるか、冷められないかと自分のことしか考えられていなかったんですね。
上手くいかない!恋愛運ない!と思っていたけど
相手とも自分の本音とも全く向き合えていなかったんだなぁ、と今なら思います。
ちなみに、これは高校生の頃の話?大学生の頃?と思うかもしれませんが、
私は26歳までこんな恋愛をしてました。
周りは結婚、出産ラッシュの中、
自分だけこんなにこじらせていて、焦りを通り越して悟りを開いていましたね。
そんな時にナンパで出会った彼は、『彼氏=好きな人=緊張する相手』と思っていた私が、
初めてありのままの自分で接することができた男性です。
「この人は彼氏じゃないし、彼女にもしてもらえないから良く見せなくても大丈夫!」と
自然体で接することができたんですね。
その結果、会うようになって1か月も経たない内に
「会いたい」「一緒にいると楽しい」と自分の素直な気持ちを伝えられたり、
変な顔もできれば、大きな口を開けてハンバーガーも牛丼も一緒に食べることができました笑
こんなに素の自分で接しているのに「一緒にいて面白い、楽しい」と言ってくれる彼は、
私の中でどんどん特別な存在になっていきました。
また、ナンパで色んな女の子を見てきた彼に言われる
「一緒にいて楽しい」という言葉は、対男性関係に自信のなかった私に自信をくれたのです。
都合のいい女歴:10カ月
会えば楽しいし、お互い一緒にいる時間に楽しいなら関係性は曖昧なままでもいいや
と思っていたのは最初の2~3カ月まででした。
その頃には、週に1~2回会うのが日常になっていて
2~3カ月あれば”一緒にいて楽しい人”を通り越して、とっくに”好きな人”になっていたからです。
好きだけど、頭に残る「彼女にはしてあげられないよ」の一言。
でも、ナンパで出会った子と2回会うことはないと言う彼が
何度も会ってくれて・LINEも毎日していて・その上楽しいと言ってくれるなら
「これ付き合える流れじゃないの?」
と期待する自分もいました。
「いや、でもやっぱり最初に彼女にはしてあげられないって言われてるし。
それなのに『この先付き合えることはある?』なんて聞いて会えなくなるのは嫌だな…」
曖昧な関係で悩む人の典型的な葛藤ですね笑
友達や同僚に「最近良い人いないの~?」と聞かれて彼のことを話し、
「…それってセフレってこと?」と言われる度に、
「たしかに世間的に見たらそうなんだけど、気持ち的には違うんだよな~」と思っていました。
【セフレの定義】
付き合っているわけではなく、また将来的に付き合うことを考えているわけではなく、
セックスをすることだけを目的としている人間関係。
セフレ=体の関係だけを目的として会うことがほとんどだと思いますが、
私たちは休日に水族館に行ったこともあれば、会っても体の関係を持たない日もありました。
まあ、セフレに毛の生えたようなもですね笑
この記事を書くにあたって、彼に当時のことをきいてみると…
「都合のいい女とも、セフレとも思ってなかったよ。
会いたいって言ってくるから会ってた。いい子だし、一緒にいて楽しかったし。」
とのことでした。微妙すぎる笑
当時の私としては、彼のスケジュールに合わせて会いに行くような都合のいい女だけど、
セフレにされている感じは全くしていなかったんですね。
完全セフレなら早く身を引くけど、そうでもなさそうだから
「急いで関係をはっきりしなくてもいいか」と関係をはっきりさせるタイミングを逃しまくり、
気づけば10カ月経っていたのです。
まさかの出来事で曖昧な関係にピリオド
私たちが曖昧な関係を卒業したのは、ある出来事がきっかけでした。
ある日、大事な話があると切り出してきた彼が、
「俺、大阪に引っ越そうと思うんだよね」
と衝撃的な一言を発したのです。(二人とも住んでいるのは東京)
それを聞いた私は「ついに終わった、もう会えなくなる」と思い
過呼吸になるレベルで、涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしながら泣きました。
取り乱して泣く私を見て、
「こんなに好きでいてくれたんだ、必要としてくれていたんだ」と彼は感動したらしいです笑
そして「ここで手放したら後悔する、こんなに自分を想ってくれる子はもう現れない」と言ってくれて、10カ月の曖昧な関係を卒業し晴れて恋人になりました。
「このきっかけがなくて、もし私が付き合ってって言ってたらどうしてた?」と一応聞いてみたら
「ビジネスが上手くいってなかったら付き合ってなかったと思う」と言っていました。(おい)
結局、彼の大阪行きはなくなったのですが、
あの時大阪に行くという一言がなければ、今の幸せはないかもと思うと感慨深いです。
曖昧な関係を脱出するには『変化』が必要
私たちの場合は、たまたま起きた「大阪に行く事件」をきっかけに関係が変化しましたが、
曖昧な関係を抜け出すためには、“変化”がとても重要な鍵になります。
少ない恋愛経験、乏しい恋愛知識しかなかった当時の私の脳内に
心理学やテクニックなどは存在しません笑
彼と付き合えたのは、自分の気持ちに正直に行動し続けたことと
奇跡的に起きた「大阪に行く事件」のおかげです。
なので、ここからは私の経験談から少し離れて、
曖昧な関係を脱出するにはどうしたらいいのか?を掘り下げて考えていきましょう!
親密さは一度安定すると変化しづらい
1999年に、社会心理学者のロイ・バウマイスター博士が
どうすれば男女が曖昧な関係から抜け出すことができるのかを調査し、
その結論は、曖昧な関係の変化は、親密さに急激な変化が起きた時に生じるというものでした。
親密さは一度安定すると変化しづらくなり、お互いの関係性に慣れが出てきます。
心理学的に言うと「順応」と呼ばれる状態です。
友達関係にしても曖昧な関係にしても、関係を変化させたい時、
順応状態にある場合は順応の壁を壊す必要があります。
また、順応状態だと相手に対する観察力が低下します。
たとえば、長く友達関係でいる人を好きになって気持ちを伝えた時に
相手から「そういう風に見たことがなかった」と振られてしまうのはこれが原因です。
友達関係として親密さが安定しているので、「好き」というサインを出しても
相手はそのサインに気づきにくいため、恋愛感情に発展させることも難しいからです。
つまり、アプローチや告白をするなら
安定している親密さ(今の関係)に変化を与えてからの方が効果的ということになりますね。
順応の壁の壊し方
これは意外と単純で、「まだ二人で経験したことのないことをする」です。
- 体の関係で夜しか会うことがないなら、昼間のデートをしてみる
- 友達関係で二人で出かけたことがないなら、二人っきりでデートをしてみる
- 連絡頻度や、連絡を取る時間帯を変えてみる
- いつもカフェデートをしているなら、たまには買い物に行ってみる
など、二人でやったことのないことを経験してみてください。
あなたは自宅から最寄り駅まで行く時、当然迷わずに行けますよね。
でも、それが引っ越したばかりで、初めて新居から最寄り駅まで行く時だったらどうですか?
この道をまっすぐ行って、そこのクリーニング屋さんを曲がって…など
周囲をよく観察しながら進むと思います。
これと同じで、相手が周囲をよく観察している状態の時に
その観察力のままあなたを見ることで、あなたの気持ちにも気づきやすくなる状態になるのです。
私たちで言うと、「大阪に行く事件」がこれに当てはまるわけです。
一緒にいる時はふざけてばかりだったのに、初めて真剣に泣きながら話し合うことで
私の気持ちの真剣さに彼が気付いてくれたというこですね。
相手にとってのあなたの価値を高める
好意を感じたことをきっかけに、相手もあなたのことを気になる…
ということは、恋愛心理学の『好意の返報性』でも証明されています。
人から好意を伝えられると、自分も同じように好意を返したくなるという原理です。
少なくとも順応状態にある二人であれば「悪い印象」であることはないと思いますが、
より、返報性の原理を発動しやすくするためには、
相手にとってのあなたの価値を高めることが必要です。
いい子だな・なかなかこんなに性格の合う子はいないな・失いたくないな
と思ってもらえるようにあなたの価値を高めるべきなんですよね。
恋愛経験も、恋愛知識も、恋愛テクニックもありませんでした。
それでも付き合う時には、
「ここで手放したら後悔する、こんなにいい子はもう現れない」と言ってもらえました。
どうしたら相手にとっての自分の価値を高められるのかをお伝えします。それは、とにかく与え続けることです。
Give & Takeという言葉がありますが、曖昧な関係を脱出したい時は
見返りを求めている場合ではありません。
Give & Give。いや、Give & Give & Giveくらいの精神で行きましょう。
褒める・頼る・甘えるなど、相手があなたといる時間に価値を感じてくれるように
ひたすら『与える』に徹してください。
この表現は適切ではないかもしれませんが、
曖昧な関係なのに、あなただけ相手のことを好きになってしまった時というのは、
どうしたってあなたの方が不利な状況なんです。
なので、この段階で
「たくさん尽くしてるのだから、自分も少しは想ってもらいたい」など
見返りを求めていてはダメなんですね。
あなたが見返りを求めないGiveをし続けることで
「一緒にいると居心地がいいな、楽しいな」「求められている気がして嬉しいな」
と思ってもらえるようになります。
そうすることで、返報性の原理は発動しやすくなるのです。
私は「一緒にいて楽しい」「こんなに素を出せた人は初めて!」など
思っていることを素直にいつも伝えていました。
※Giveだの返報性の原理だのは知らなかったので、
こんな風に思える人と出会えたのが嬉しくて言いたかっただけなんですけどね…笑
見返りを求めないGiveを通して相手にとってのあなたの価値が高まり、
あなたを手放したくないと思ってくれた時には、
かなりの確率で順応の壁は崩しやすくなっているはずです。
最後に
曖昧な関係を脱出するのは簡単ではないですし、とても勇気もいります。
ですが、ずっと曖昧な関係を続けるわけにはいかないというのは
誰よりも一番あなたが思っているはずです。
この記事で書いたように、私も曖昧な関係を10カ月続けたので
関係を壊すことの怖さも、はっきりさせなきゃいけないという気持ちも痛いほどわかります。
ただ、行動することで道が開けることを身をもって感じました。
この記事が、曖昧な関係に悩むあなたの背中を
一押しするきっかけの一つになれば嬉しく思います。
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