片思いの恋愛に応用できるザイオンス効果(単純接触効果)とは?使い方や注意点まで徹底解説!

ザイオンス効果

こんにちは、美織です。

 

よく、いただく恋愛相談の一つに
「好きな人に振り向いてもらうにはどうすればいいですか?」という相談があります。

正直、相手との関係性や距離感などによっても違うので
「どうしたら振り向いてもらえるか」とだけ相談をいただいても
明確なアドバイスをするのは難しいのが正直なところ…笑

 

ただ、恋愛対象として見てもらうスタートラインに立つためには
好意を持ってもらう必要があるというのは共通して言えることです。

そこで、今回は相手から好意を持ってもらいやすくなる心理効果の一つである
『ザイオンス効果』について解説していきます。

 

動画でもザイオンス効果を解説しているので、こちらもチェックしてみてくださいね!

【初企画】恋愛お悩み相談。気になる異性と上手くいくために知っておきたい3つのこと。

そもそもザイオンス効果(単純接触効果)とは?

 

ザイオンス効果(単純接触効果)は、1968年にアメリカの心理学者である
ロバート・ザイオンスが論文として発表。

同じ人や物に接する回数が増えるほど、
その対象に対して好印象を持つようになる心理効果のことを言う。

ロバート・ザイオンスの名が「ザイアンス」と表記されることが多いことから、
ザイアンス効果とも呼ばれることがある。

 

簡単に説明すると、同じ人と会えば会うほど、話せば話すほど好意を持つという心理効果です。

 

 

最初は友達の一人だったのに、毎日挨拶を交わしてコミュニケーションを取っているうちに
気づいたら好きになっていた…!なんて経験はありませんか?

 

この効果は人だけでなく物にも有効的で、これは誰でも経験したことがあるはずです。

  • 興味のないアーティストの新曲を
    テレビやラジオ、街中で何度も聴くうちに口ずさんでいた
  • CMで何度も見た新発売のお菓子をつい買っていた
  • 通勤で使う電車で毎日見る、中刷り広告のビールを買って帰っていた
  • 引っ越したばかりの慣れない駅前の景色が、
    気づけば落ち着く景色になっていた

たしかに…!まんまとザイオンス効果にハマっていた!
と思ったのではないでしょうか。

つまり、ザイオンス効果は特殊な心理効果ではなく、
日常生活の中で無意識レベルで誰もが経験しているのです。

片思いの恋愛におけるザイオンス効果(単純接触効果)の使い方

この記事をクリックしてくれたあなたが一番気になっているのは、
「どうやって気になる異性にザイオンス効果を使うのか」だと思います。

ここからは、今回のタイトルでもある「片思いの恋愛に応用できる」という面から
ザイオンス効果について解説していきますね。

 

まず、大事なことを覚えてほしいのですが
ザイオンス効果は時間より頻度が重要です!

あくまで相手との接触回数を増やすことが目的なので、
だらだら長時間の電話を1回するより、短時間の電話を数回した方が効果が見込めるということです。

 

では、これを踏まえて具体的にどういう行動をすればいいのかを見ていきましょう。

  1. 一日一言、話しかけるようにする
  2. LINEや電話をする
  3. 会う回数を増やす
  4. 忘れ物を借りる

この4つを具体的な行動として紹介しますが、
“相手とコミュニケーションを取って、信頼関係を構築する行動を積み重ねる”

ここに意味があることを頭に叩き込んでおいてください笑

一日一言、話しかけるようにする

まずはファーストステップ!

気になる相手とそこまで仲良くなれていない段階で、
世間話をしたり連絡先を聞くのはハードルが高いですよね。

そういう時は、一日一言話しかけることから始めましょう。

「おはよう」「お疲れ様」の挨拶を毎日することから始めて、
それに慣れたら「今日お昼ごはん何食べた?」などもう一言プラスしてみてください。

 

ザイオンス効果は、時間より頻度!
挨拶程度の数秒で終わってしまうコミュニケーションでは当然相手の記憶には残りにくいので、
短時間のコミュニケーションしか取れない場合は、とにかく数を稼ぐことにコミットしましょう!

最低でも一日一言!慣れたらプラスα!!とにかく数です!!!

LINEや電話をする

連絡先を聞くことに成功したら、積極的に連絡をしてみましょう。

とはいえ、相手の生活ペースもあるので当然やりすぎは注意です。
文章量や返信速度、返信する時間帯は相手のペースに合わせることが大事です。

 

返信速度、文章の長さ、言葉遣い、絵文字やスタンプの有無
このあたりを相手のペースに合わせると好感度が上がりやすくなりますよ!

 

【コツ1】
相手の生活ペースがまだ分からな人は、最も返信をしやすいと言われる
深夜帯(寝る前の少し前になる22~23時)に連絡してみるのがおすすめ。
【コツ2】
自分が送ってから相手の返信が来るまでにかかった時間と同じ分の時間を空けてから返すのがベストな返信速度。

 

直接話して、いきなりデートの約束をするのはハードル高いですよね。

LINEや電話で連絡を取ることで、相手の脳内にあなたの記憶がインプットされ、
その後デートの約束をするのにも成功率が上がりやすくなるので、
連絡はぜひ積極的に取っていきましょう!

会う回数を増やす

「会う回数を増やす」=「デートに誘う」と考えると
とてもハードルが高く感じるかもしれません。

なので、「会う回数を増やす」=「顔を合わせる回数を増やす」と捉えてください。

 

相手が同じ会社の人なら、一緒にランチに出てみたりするのでも十分です!
顔を合わせる回数を増やして好感度を上げることに意味があるのです。

 

「安くて美味しい店見つけたら、お昼一緒に出ない?」
「今日定時で上がれるなら、軽く飲み行こうよ!」

など、ザ・デートではない雰囲気で相手を誘ってみましょう。

 

顔を合わせるということは、
相手がキャッチするあなたの情報量が多くなるということです。

LINEや電話では分からない表情やふるまい、服装や匂い、一緒にいる時の空気感などのことです。

 

人を好きになる理由として「雰囲気が好き」「一緒にいる時の安心感」などを挙げる人がいますが、
こういった情報は、実際に会わないと得られないものです。

なのでオンラインで連絡を取るよりも、
リアルで会う方がザイオンス効果の有効性は高まるわけです。

忘れ物を借りる

なかなか話かけられないし、連絡先を聞くこともできない…
好きな人を前にするとどうしても動けない…

そんな時の最終手段はこれです!

 

この際、忘れ物をしていなくてもしたことにしましょう笑
(嘘はよくないので程々に…)

 

学生時代の話ですが、私の高校は学年集会の時はネクタイ着用が必須で、
好きな先輩と話すために、忘れてもいないネクタイを借りに先輩に会いに行ってました笑

それをきっかけに「昼休みに返しに行きます~!」とメールできたり
少し話せるだけでも嬉しかったのを今でも覚えています♪

 

連絡したり、会う理由がないと思うなら
自ら用事を作り出すくらいの気持ちは大切ですよ!

用事があって連絡する相手なんて、お母さんか親友か恋人くらいです。

片思いの相手なら、用事を作り出してでも
積極的に自分からコミュニケーションを取りましょう!

ザイオンス効果(単純接触効果)の注意点

接触回数を増やして相手とコミュニケーションを取れば好感度が上がる!
これなら簡単!と思ったかもしれません。

ですが、それは大きな間違いで、ここがザイオンス効果の落とし穴です。

正しく使わないと効果は見込めず、努力は水の泡…
ここからは、ザイオンス効果を使う上での注意点についても見ていきましょう!

  1. 長期戦にしない
  2. 相手に好かれていないのであれば効果はない

長期戦にしない

長期戦にしない方がいい理由は、
「知り合ってから告白するまでの期間」と「告白の成功と失敗」は関係している
という、ある心理学の実験結果に大きく関係します。

 

引用元:https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/files/public/1/19550/20141218121226312949/HPR_6_71.pdf

 

【実験結果から分かること】
・出会ってから3か月以内の告白が最も成功率が高い
・3か月以降は成功率が下降
・12か月過ぎると成功確率が復活

つまり、告白するならできる限り早い方が成功率があがるということです。

また、3か月以降の成功率が下降するのは、
3か月を過ぎると相手の中で「友達認定」されてしまい、
恋愛対象として見られなくなってしまうからです。

 

この結果を見て、12か月過ぎて成功率が上がるのなら長期戦でもいいのでは?
と思う人もいるかもしれませんが、ここは告白成功のハードルが上がる地点だと思ってください。

6か月過ぎても恋愛対象として見られなかった人が
12か月過ぎたタイミングで恋愛対象として見られるには
何かしらの大逆転を起こす必要があるのです。

 

これについては、実験結果の続きを見てもらえるとわかります。
告白の成功率と一緒に失敗率も見てみましょう。

13か月~地点を見ると、たしかに告白の成功率は復活していますが、
失敗率が最も高い地点でもあるのです。

 

好きな異性との恋愛を発展させるために
ザイオンス効果(単純接触効果)を使って相手との距離を縮めたいなら
長期戦で挑むのではなく、3か月を目安にするのがおすすめ!

相手に好かれていないのであれば効果はない

自分がアプローチされる立場になって考えてみましょう。

好きじゃない人(どちらかというと苦手な人)から
頻繁に連絡が来たり、食事に誘われたらあなたはどう思いますか?

最初は「断るの申し訳ないな…」と思うかもしれませんが、
次第に「また誘ってきてしつこい」「迷惑なの気づかないのかな」と感じてしまうのではないでしょうか?

 

つまり、ザイオンス効果は
嫌いという感情を、好きという感情に変える効果ではないということです。

なので、ザイオンス効果を使うには
以下の条件をクリアしている必要があります。

・相手があなたとコミュニケーションを取る意思がある
・相手があなたに悪い第一印象を抱いてはいない

ここをクリアしないと、スタートダッシュがきれません。
そのためにも、最低限のエチケット対策(身だしなみ・臭い対策など)はしておきましょう。

清潔感がないと、それだけで「生理的に無理!」と思われてしまう可能性大ですからね。

最後に

今回は、片想いに恋愛に応用できる心理学、
「ザイオンス効果(単純接触回数)」について解説してきました。

冒頭でも言った通り、
好きな人に振り向いてもらうために何をしたらいいかというのは
相手との関係性や距離感などによって違います。

 

ただ、片想いの恋愛において共通して言えることがあります。

  • そもそも恋愛対象として見られているのか
  • 見られていないなら、相手から好意を持ってもらう必要がある
  • そのためには、まず単純接触回数を増やして
    相手の脳内にあなたの存在を記憶してもらう(=意識してもらう)

 

そのためには、ぜひザイオンス効果への理解を深めて
気になる異性からの好意をゲットできるよう一緒に頑張っていきましょう!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次回の更新でお会いしましょう。

 

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